薬剤師国家試験を突破するための効率のよい勉強方法について

せっかく、薬学部に入学したのですから、薬剤師になって活躍してください。
製薬企業等に就職される方で、薬剤師の免許を使わない場合でも必ず、資格は取得してください。
資格は、邪魔にはなりません。

社会で働く場合、「肩書」は求められますし、資格があることで、求人や精神的に「人生の保険」として使えます。
しかし、薬剤師国家試験の難易度は増し、不合格になる薬学生も毎年多くいるため、役にたっていただけるように、自分の経験をふまえてこの記事でまとめてみます。

薬剤師国家試験に、必ず合格出来る勉強方法とは

私の薬学生のとき、薬剤師国家試験、臨床検査技師国家試験、公務員試験と大学最終学年の1年間で全て対応し、本番の薬学生国家試験も合格出来ました。

頭の良さは、関係ありません。効率のいい勉強方法を実践することにより、資格試験を突破出来ました。そもそも、資格試験は、就職試験と比較して合格する定員人数がありません。

つまり、受験生と比較して平均的に、合格基準を待たせば、合格出来ます。

試験に強い方は、試験勉強の方法を研究し、正しい方法で勉強してきた方です。
元々、頭がよくて少し勉強しただけで、成績がよくなるという人も少数ながらいます。

しかし、薬剤師国家試験の勉強は、正しい勉強方法を実践することで、誰でも突破できます

試験があまり得意でない人もいます。
そういう場合、試験準備を早めにして、少しずつやっていければ、必ず合格出来ます。
よろしかったら、参考にしてみてください。せっかく勉強しますので、結果を出して、不安をなくしていきましょう。

試験勉強は、最短で最も効率のいい方法をとろう

1番やりがちな勉強方法は、

基本書や参考書 ⇒ 問題集  ⇒ 過去問仕上げ

このオーソドックスな勉強方法では、時間がかかりすぎて、とても非効率です。
時間がたくさんあればいいです。

しかし、限られた時間で、結果を出す必要があるため、下記の方法をとってください。

過去問 ⇒ 基本書、参考書 ⇒ 過去問 ⇒必要に応じて問題集

まず合格するにあたって、最初に目標最終ラインを設定します。

 
記述式なのか選択肢なのか

試験範囲や、問題の配分はどの程度なのか、

自分の現状のレベルはどのくらいで、合格まではどのくらいの量を習得するべきなのか

習得するのにかかる時間は、およそどの程度なのか

勉強を始める最初に、以上のことをふまえて過去問研究します。そして、自分で作戦会議を練ります。
肝心な事は、試験に合格することです。学問の本質的な理解は、普段の授業ですればいいので、無駄な勉強は、一切省いてください。

7回繰り返そう

7回過去問演習を繰り返してください。頭の賢い人は、もっと少ない回数で暗記、理解できたりします。
私は、凡人なので過去問、問題集を7回繰り返しました。

人の記憶のメカニズムで、繰り返すほど、短期記憶 ⇒ 長期記憶に移行され、忘れにくくなります。
国家試験で勉強した内容は、今後も参考にできます。

試験内容は、最低知識であって、専門家として実務で働く場合、さらに専門知識の上乗せが必要になります。
長期記憶にしてしまえば、試験が終わって終了ではなく、今後の職業に使えますよ。

縦と横の関係を使って、過去問や問題集を繰り返そう

過去問を演習する際に、縦と横の2つの関係を上手く利用することが最大のポイントです。


過去問の基礎薬学60問等といったように、範囲と問題数を中心に考えて、問題を読み、真剣に考えて解きます。

解いたら解説は読まずに、採点した後に、後述する識別化をします。


識別化したもので、出来なかった問題の解説を読み、理解します。過去問の解説は、簡易なため、理解出来ないこともあります

その場合、基本書や参考書の該当する場所を調べて理解します。

理解出来たら、書いてある場所をペン等で、印をつけて付箋を貼ります。

問題集の解説場所の余白に、基本書や参考書の該当本名とページ数を記入して、後ですぐ見られるようにします。

繰り返すときは、縦 ⇒ 横で1セットとして、横に多くの時間をとります。

ただし、縦と横は別々の日にやりましょう。別々の日にするのは、単純に疲れるからです。
集中力が切れますし、まとまった時間は、薬学生の忙しく生活ではなかなかとれません。

縦を隙間時間で、横を週末の時間をとれるときにやっていきます。

勉強し始めたときは、横の理解の時間はかなり、かかります。しかし、調べてすぐ分かるように過去問を主体にして、基本書、参考書、テキスト等を全てリンクしてしまいます。

繰り返せば、繰り返すほど、必要な時間は減ってきます。

私も最初は、時間がかかり、嫌になったことも多々ありました。しかし、自分の方法を信じて、繰り返すにつれて、成績も向上し、7回目は、1回目の五分の一の時間で終了できるレベルになっていました。

試験までの期間を見据えて、ペース配分を考えて、自分の勉強リズムやルーチンの勉強方法を確立してしまいましょう。

識別化して、可視化しよう

蛍光ペンを3色用意します。赤、黄、青です。

赤は、全くわからない問題

黄は、なんとなく解けたもの、カンで解いた又は解説をみて分かる問題。

青は、何度やっても正解できる問題や人に説明できる問題

パソコンで、エクセルを使用して、問題数を1番から最後の番号までの数を記入して、リストナンバーを1枚のシートで作成します。
そのシートを複数枚コピーして、受験本番前まで使い続けます。
縦で問題を解いたら、シートへ識別化します。問題ナンバーごとに該当する色のペンで塗っていきます。

私も最初に、国試を解いたときは、シートが真っ赤でした。繰り返すごとに、赤が減り、黄色が増えてきます。ある程度繰り返すと、青が増えます。
最後の演習では、全て青になりました。

この識別化することのメリットは、自己分析がしやすくなります。
例えば、自分は、基礎薬学の有機化学が苦手や薬物動態学が苦手ということなど自分への成績通知になります。

また、直前期の試験前は、赤や黄色の苦手部分を、集中して対策します。

過去問を正しく利用しよう

作戦会議、縦と横までお伝えしました。さらに、最大限に利用します。
説明の全てを自分で理解できるようにします。択一試験では、選択で正解に行きつく問題も多数あります。
そうではなく、一問一答方式です。

薬剤師国家試験は、臨床に絡めた総合問題や複数の分野で、1つの大問といった問題が出題されて、難しくなっている状況があります。

資格試験を詳細に分析すると、過去問題を利用したストックされた問題(プール問題)の利用をどの資格も取り入れています。
これは、設問の組み合わせを変えたり、問い方を変えるような問題を含みます。

例えば、薬剤師国家試験の第88回に出題された問題の選択肢abと関連した分野で、86回に出題された問題のcdの選択肢を組み合わせて、今年度の出題問題の1つの大問を形成するという型式です。
もちろん、過去問がそのまま出題される例もあります。

一問一答で、全ての過去問を対策ができるようになれれば、プール問題を全て正解することが出来ます。

視点を変えて、薬剤師国家試験を作る側になってみましょう。
一定水準の知識をもった薬剤師を毎年、輩出させたい。しかし、試験作成時間は限らせている。

この場合、全ての問題を新作し、複合問題にするのは時間的に不可能です。また、年度によって差がありすぎた場合は、試験作成の責任を取らされてしまいます。

つまり、一定の水準を担保するためには、良問である過去問を一定数は利用せざるを得ないということです。

多くの資格試験がありますが、過去問を適切に対応することで突破できます。

薬剤師国家試験は、10年の過去問について全ての問題を一問一答で、間違い部分を指摘できるようになれれば、プール問題は完璧です。
新作問題は、他の受験生と同様に、考えてその試験中に解けば、上位で試験合格は出来ます。

また、薬剤師国家試験は、7年前の過去問が比較的、プール問題で出題されやすい傾向もあります。

特に、臨床で活躍できる薬剤師という視点で国が国家試験の作成を依頼している背景があります。
調剤学のようなものは、病院実習や薬局実習に行っているときに、実務を通じて勉強してしまいましょう。
時間省略と経験が両方、得られます。

基本書や参考書は、辞書として使おう。

基本書や参考書を、最初のページから懇切丁寧に読んで、理解しようとしないでください。
膨大な時間が必要になり、間違いなく残念な結果になります。英語の英単語が分からないときに、辞書を引くのと同じように、基本書や参考書を利用します。

また、苦手な分野は、人によって異なります。
参考書や基本書でも、理解しにくい分野が出てくると思います。
そういった場合は、薬学ゼミナールのような大学で用意してある講座があれば、積極的に利用しましょう。

説明が非常に分かりやすく、イメージや過去の国師出題傾向をふまえたうえで、講義をしてくれます。
時間短縮で効率的な勉強が出来ますよ。

また、薬物動態学のような特定の分野で少し集中して演習が必要だと、識別化の結果から自分で判断できる場合、問題集の一部を使用して補強します。

薬剤師国家試験対策予備校(薬ゼミ、メディセレ、ファーマプロダクト)を利用しよう

私立薬科大学を中心に、薬ゼミの講義が、最終学年に導入されています。薬学部で習った講義を最短で簡潔に復習し、薬剤師国家試験や卒業試験に対応できることを目的としています。

予備校では、薬剤師国家試験に対して、さまざまなノウハウや知識が蓄えられており、過去の薬剤師国家試験の問題のデータの解析から、合格に必要な要点が良くまとめられています。

自分の苦手な分野は誰にでもあります。
苦手分野を中心に、薬ゼミの講義を利用して、苦手分野の基本知識を習得してしまい、過去問をよく理解できるようにするのは、賢い利用方法です。

また、効率よく勉強を進めるためには、予備校が出版している問題集、要点集を活用することも、知識の整理に役立ちます。

●薬学ゼミオンライン教室    苦手な科目のみ

クリックお願いいたします。

記事を書く元気をもらえます。

人気ブログランキング

にほんブログ村 資格ブログへ
にほんブログ村

ABOUTこの記事をかいた人

薬剤師。既婚。病院、薬局、ドラッグストア、公務員として全ての職場を経験しています。病院薬剤師では調剤と病棟業務を、薬局では調剤と在宅業務を、ドラッグストアでは調剤とOTC医薬品の販売を、公務員では医療機関と薬事施設の開設許認可を担当してきました。 趣味はネコ、ガーデニングとブログです。